まず、「SSDって何?」をざっくりとAIに要約して説明してもらいます。
現在のPCでは、WindowsやMacなどOSが入っている記憶領域で使われている物理的な装置のことです。
SSDとは、Solid State Driveの略で、フラッシュメモリを用いた記憶装置の一種です。従来のハードディスクドライブ(HDD)と比べて、高速な読み書き性能や低消費電力、耐衝撃性などの利点があります。
SSDの中でも、NAND型フラッシュメモリを採用したものが主流です。NAND型フラッシュメモリとは、電気的に消去・書き込みが可能な半導体メモリで、ビット単位ではなくブロック単位でデータを操作します。NAND型フラッシュメモリには、SLC(Single Level Cell)、MLC(Multi Level Cell)、TLC(Triple Level Cell)、QLC(Quad Level Cell)などの種類があります。これらは、1つのセルに記録できるビット数によって分類されており、SLCが1ビット、MLCが2ビット、TLCが3ビット、QLCが4ビットです。ビット数が多いほど、記録密度が高くなりますが、耐久性や信頼性が低下します。SSDの性能や寿命は、NAND型フラッシュメモリの種類や構造に大きく影響されます。SSDを選ぶ際には、用途や予算に応じて最適なタイプを検討する必要があります。
さて、本題の「SSDにまつわるネットの嘘情報」です。
ディスク最適化は寿命を縮める
Windows 7以降、OSがSSDとして認識したドライブに対してはTRIMが働きます。
TRIMはSSDに対して「記憶領域としては使わない部分」を通知するだけです。
通知することで、次にファイルを保存した場合などに記憶領域として利用できるようになります。
Windows標準機能である「ディスク最適化」について書きます。
SSDにはTRIMを実行します。
HDDにはデフラグといって物理的な記憶済み情報の再配置を行います。
よって、SSDとHDDではディスク最適化が別の動きになります。
SSDに対してディスク最適化をOFFにするように推奨しているサイトもありますが、仕組みを理解していないが故の嘘情報です。
デフォルトのまま使うとよいでしょう。
プロビジョニングした方がパフォーマンスを保てる
SSD オーバープロビジョニング (OP) – Kingston Technology
SSDのメーカーが公式に発表していることから分かるように、本当のことですね。
ただし、これはNANDに限った話と付け加えておきます。
現時点で1TBあたり1万円を切っている状態ですが、これらのSSDはNANDを採用しています。よって、プロビジョニングはした方がよいです。
プロビジョニングを加味して、必要な容量の1.5~2倍を購入の目安にするとよいです。
尚、Intel Optane SSDが採用している3D XPointは別物です。
プロビジョニングは不要です。